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作品情報
シリーズ数 | 3シーズン |
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話数 |
全61話 |
あらすじ
2005 / その昔、水、土、火、気の4つの国で成り立っていた。各国には水、土、火、気のそれぞれの技をあやつるベンダー(使い手)が存在し、彼らベンダーの中で、4つの技をすべて使いこなせる唯一の者が『アバター』と呼ばれていた。アバターによって世界の秩序を保たれ、人々は平和に暮らしていたが、火の王国が他の国を攻撃してからは、世界の秩序は崩れてしまった。アバターだけが世界平和を取り戻すことができるのだが、アバターの後継人はたった12歳の少年アン…。しかも、彼はまだ「気」の技しかマスターしていないのであった…。2010年7月17日より、ハリウッド制作の実写版映画「エアベンダー」が公開。 監督は、「シックス・センス」「サイン」などを手がけたM・ナイト・シャマラン。 日本を始め、世界中で上演されている。
アバター 伝説の少年アン 1 シーズン12005年
水の巻 第1章 氷に閉じ込められた少年
その昔、世界は水、土、火、気の4つの国で成り立ち、各国には水、土、火、気それぞれの技を操るベンダー(使い手)たちがいた。その中でも4つの技すべてをマスターした者はアバターと呼ばれ、彼が各国のバランスを保つことで世界は平和だった。しかしある時、火の国が戦争を仕掛け、秩序が崩壊。唯一の頼みであるアバターは姿を消してしまった。
水の巻 第2章 帰ってきたアバター
戦艦の廃墟から戻ったカタラとアン。誤って信号筒を打ち上げ、火の国の戦艦に部族の居場所を知らせてしまったアンに対し、怒ったサカは村から出て行くよう告げる。カタラはアンをかばうが、祖母も同意したためアンは村を去ることになる。しかしその直後、ズーコの戦艦が村へ突進してきた。サカは部族を守ろうと懸命に戦いを挑むが、ズーコにはまるで歯が立たない。その時、アンが戻ってきた。ズーコはアバターであるアンをとらえるため火の技で攻撃するが、アンは村人たちに危害が加わることを恐れておとなしくズーコに捕まることにする。カタラはサカと共に連れ去られたアンを助けに行くことを決意する。
水の巻 第3章 南の気の寺
北極へ向かう途中のアン、カタラ、サカは、アンが育った南の気の寺に立ち寄る。アンは気の民が生き残っていると期待したが、寺は荒れ、生き物の気配さえない。恩師ギアツォ和尚の銅像を見つけたアンは、ギアツォとの思い出を語る。そして、一人前のアバターになる手助けをしてくれる者が寺の聖なる部屋にいるというギアツォの言葉を思い出し、聖なる部屋に向かう。アンは、寺で見つけた唯一の生き物のキツネザルをモモと名づけ旅の仲間に加える。一方、アンたちとの戦いで船を壊されたズーコとアイローは修理のため火の国の軍港に立ち寄る。軍港の司令官ジャオは、ズーコがアバターを捕らえるも逃げられたと知り、ズーコを侮辱し、アバターは自分が捕まえると宣言。怒ったズーコはジャオに対決を挑み、2人は火の技の決闘「アグニカイ」で対決する。アイローの助言でジャオを追い詰めたズーコは、とどめの一撃をわざと外し、アイローとともに立ち去る。
水の巻 第4章 キヨシ島の戦士たち
アッパに乗り、空の旅を続けるアンたちはある島へ降りる。アンはさっそく巨大コイの背中に乗りサーフィンを楽しむが、そこへ大ウナギが現れて危うく食べられそうになる。何とか逃げ切り浜辺で一息ついていると、今度は歌舞伎装束の戦士たちにとらわれてしまった。歌舞伎装束の部隊は、スキをリーダーとする女戦士たち。島は400年前にキヨシという女のアバターが生まれた地だった。アンが自分はアバターであると伝えると、島民は歓迎する。その噂は海を越えてズーコの耳にも入った。その後、大ウナギの背に乗ろうとして大変な目にあったアンだが、カタラとは仲直りすることができた。その時ズーコが島に上陸する。技をマスターしたサカとともに歌舞伎部隊が火のベンダーたちに立ち向かうが、ズーコにはかなわない。そしてアンが登場しズーコと対決する。しかし火の海になった町を見て、アンはズーコたちを引き付けるために島を発つことを決意する。
水の巻 第5章 オマシュの王
旅を続けるアン、カタラ、サカは、土の王国の都オマシュに立ち寄る。かつてアンが友人ブミに会いによく訪れた町。変装してアバターであることを隠し、うまく町へ入ったアンたちだったが、スライダー遊びでハメを外し、衛兵に捕まって王の前に突き出される。王は風変わりな人物で、なぜかアンたちをもてなすが、その宴の席でアンがアバターであることを見破る。そしてカタラとサカを人質にとり、3つの課題をやり遂げれば2人を解放すると告げる。1つめの課題は、滝の奥にぶらさがる弁当箱のカギをとってくること。2つめは、失踪したペット、フロプシーを連れてくること。3つめは王自身との決闘。強力な土のベンダーである王を相手にアンは苦戦するが、王に挑発され奮闘し合格する。最後に王の名前を当てるよう言われたアンは、一筋縄ではいかない課題の内容から、王がブミであることに気づく。
水の巻 第6章 捕らわれの身
土の技を練習するベンダーの少年ハルと出会った三人。ハルの村は火の国に支配された炭鉱の村で、ハルの父親をはじめとする土のベンダーたちは火の国の軍によって5年前に連れ去られていた。ハルはベンダーであることを知られないよう自分の能力を隠していた。あるとき老人が炭鉱の入り口で土砂に埋もれているのに遭遇し、カタラに頼まれて土の技を使う。そして老人が火の国に密告したため、ハルは連れ去られてしまう。責任を感じたカタラは、ハルを助けに行くため土のベンダーを装い、自ら火の国に捕らわれていく。そこでハルやハルの父親たちと出会う。基地に土や石はないため、土のベンダーたちは土の技を使うことができない。すっかり希望を失っている彼らに向かって、カタラは火の国に立ちむかって戦うよう呼びかける。
水の巻 第7章 冬至 その1 精霊の世界
旅を続ける三人は火の国によって焦土と化した森を発見する。そこへ老人が現れ、村を救ってほしいと頼む。村長の話によると、毎晩ヘイバイという妖怪が現れ、村を破壊し村人をさらっていくという。アバターとして助けてほしいと頼まれるアンだが、どうしたらいいのか分からない。夜、現れたヘイバイに鎮まるよう語りかけるが、ヘイバイはサカをさらっていく。それを追ううちアンは精霊の世界に入り込んでしまう。ロクに助けを求めるアンの前に、ロクの案内役の竜が現れ、アンを火の寺に連れて行く。精霊の世界から戻ったアンは、ヘイバイが森の精霊であることを知り、どんぐりを見せて慰める。怒りを静めたヘイバイが森へ帰ると、さらわれた人々が戻ってくる。一方、旅の途中で温泉を楽しんでいたアイローは土の兵士に捕まってしまう。土の王国の都に連行される途中、脱出を試みたため手を潰されそうになるアイロー。そこへズーコが現れ救出する。
水の巻 第8章 冬至その2 アバター・ロク
冬至にロクと話せると知ったアンたちは、三日月の島にある火の寺へ向かう。彼らを追ってズーコも島へ向かうが、火の国の海は封鎖されていて近づけない。ジャオの攻撃をかわし、封鎖を破って火の国に入るアンたち。ジャオはズーコの軍艦も入国させ、尾行して、アンとズーコ両方を捕まえようと画策。それを察したズーコは裏をかいてひとり小船で島へ向かう。寺に着いたアンたちは、寺を守る火の賢者たちに追われる。しかし賢者の1人シャイユーだけはアンの味方だと言い、彼らを聖なる部屋に案内する。だが部屋の扉を開けるには5人の賢者の火の技が必要だった。そこでカタラの機転で、ほかの賢者たちをだまして扉を開けさせる。アンは、追ってきたズーコに捕まりそうになるも、間一髪で部屋にすべり込む。そこへジャオが現れ、ズーコとカタラたちは捕まってしまう。
水の巻 第9章 水の技の奥義書
水の技を一刻も早く習得したいアンに、カタラは自分の知っている技を教えることになった。カタラが教えるそばから次々に技をこなしていくアンを見て、カタラは面白くない。港町を歩く3人は、海賊船の客引きに声をかけられ様々な珍品を見る。するとその中に水の技の奥義書があった。しかし高額だったためあきらめて船を出たところ、なんとカタラが奥義書を盗んでいた。アンたちは海賊たちに追われる。偶然同じ港町に来ていたズーコはアンが近くにいることを知り、海賊たちとともに捜索する。3人とも見つかり捕らわれるが、サカの機転でズーコと海賊たちが争いを始め、その隙を見てアンたちは海賊船を奪って逃げる。船の行く手には滝が待ち受けていた。アンとカタラは水の技を使って船の進行を止めるが、追っ手の船に激突されて滝から落ちる。危機一髪のところでアッパが現れ3人は救出された。
水の巻 第10章 自由の闘士 ジェット
アッパに乗って空を飛ぶのはズーコに見つかりやすいと思ったサカの提案で、歩いていくことにした3人。しかし早速火の国の陣営と鉢合わせしてしまう。そこへ助けに現れたのは火の国から自由を取り戻すために戦い続けているジェットとその仲間たちだった。3人はジェットたちの隠れ家へ迎えられ、その勇敢な活動に感心する。だが翌日サカは、火の国を成敗するためなら無抵抗な老人でも攻撃する非情なジェットを見てしまう。カタラたちに伝えようとするが聞き入れられない。ジェットはアンとカタラに水の技でダムを一杯にして欲しいと頼む。しかしその裏には、火の国が支配する土の王国の町を住民ごとダムの水で沈めようとする恐ろしい計画があった。そうとも知らずにダムに水を流すアンとカタラ。十分に水をためたところでダムを見に行くと、ジェットの仲間たちが爆薬を仕掛けていた。ジェット本人からダム爆破の計画を聞くカタラは大きなショックを受ける。
水の巻 第11章 万里の渓谷
万里の渓谷にやってきたアンたちは、火の国に追われた土の王国の難民であるガンジン族とジャン族に出会う。渓谷を渡るには土のベンダーのガイドの助けが必要だが、憎み合う両部族は案内の順番をめぐって対立。見かねたアンはみんな一緒に歩くことを提案する。ガイドによると、食べ物は猛獣をひきつけてしまうので渓谷に持ち込んではいけないという。両部族は食べ物を胃袋におさめ出発するが、途中でケイコクオオグモに襲われ、ガイドが腕をケガしてしまう。カタラとサカは、両部族からそれぞれ憎み合う理由を聞く。翌朝、両部族はどちらも食べ物を持ち込んでいたことが判明。そこへケイコクオオグモの大群が現れ、アンの指示で団結して撃退する。それでもののしり合う両部族にアンは、言い伝えは誤解でありウェイジンとジンウェイは双子の子供で、ボールを使ってゲームをしていただけだという。実はそれは作り話だったが話を信じた両部族は和解し共に都に向かう
水の巻 第12章 嵐
アンたちは市場に行く。食料を買う金がないため、サカは地元の漁師に雇われて海に出ることになる。漁師の妻は、まもなく大嵐が来ると言って漁には反対。逆上した漁師はアンにも怒りの矛先を向け、アバターであるアンが100年間も不在にして戦争で人々を苦しめたことを責める。アンは、その場から逃げ出してしまう。アンをなぐさめるカタラは、アンが姿を消すに至った経緯を聞く。一方、ズーコの船では、戦士たちの安全も考えないズーコの横暴さにジー中尉があきれ果てていた。火の国にいたズーコは、将軍たちによる戦闘会議を見学している際に、目上の将軍が言った計画に対し異を唱えた。それは火の王の部屋で行われたため、火の王への侮辱に当たるとして、ズーコは実の父親とアグニカイで決闘することとなる。火の王は戦いを拒むズーコの顔に傷をつけ、国から追放し、アバターを捕らえて戻るまではズーコの名誉は回復されないとした。
水の巻 第13章 青い仮面の男
アバター捕獲をもくろむジャオ司令官は、精鋭ユーヤン弓矢隊を貸してほしいとシャイヌー大佐に要請するが、却下される。そこへ届いた火の王からの通達により、ジャオが提督に昇進したことがわかり、ジャオとシャイヌーの上下関係が逆転する。一方、サカとカタラが風邪をひいて動けなくなり、アンは薬を求めて薬草師をたずねる。凍ったアカガエルをなめさせれば治るという薬草師の言葉に従い、沼でカエルを捜すアン。そこをジャオの遣わしたユーヤン弓矢隊に襲われ、捕まってしまう。火の国の要塞に捕らわれ絶体絶命のアン。そこへ青い仮面の男が現れ、アンを助ける。力を合わせて火の兵たちの追撃をかわし、なんとか要塞の外へ出る仮面の男とアン。しかし門を出た直後、ユーヤン弓矢隊の矢を受け、仮面の男は気絶してしまう。アンがおそるおそる男の仮面を取ってみると、なんとそれはズーコだった。
水の巻 第14章 占い師
カモノハシグマに襲われている男を助けたアンたち。男は、自分が無事であると占い師に言われていたため心配してなかったと言う。興味を持ったアンたちは男の村へ行き、占い師のウーおばさんに占ってもらう。ウーおばさんは村の広場で一年間の運命を占う雲占いを行う。その結果、村の近くにあるマカプ山による噴火の被害はないとされ、村人たちは喜ぶ。カタラは占いにすっかり夢中になり、アンがどんなにアプローチしても上の空。アンはパンダユリの花をマカプ山へ取りに行く。山頂に着いたアンがそこで見たものは、今にも噴火しそうな大量の溶岩だった。
水の巻 第15章 水の民バトー
アンたちは、ある海辺で水の民の船を見つける。興奮するサカとカタラの前に、父サコダの友人バトーが現れ、3人は再会を喜ぶ。盛り上がる3人を見て疎外感を覚えるアン。そこへサコダの手紙が届き、バトーに渡すよう預かったアンは、サカたちが自分を置いてサコダに会いに行くと思い込み、手紙を隠してしまう。父が不在だったため船を使った水の民の通過儀礼を経験していないサカに、バトーはここでやってみようと提案。力を合わせて成功させたサカたち3人に、バトーはそれぞれ「知恵」「勇気」「信頼」のしるしを与える。「信頼」のしるしを受けたアンは、手紙を隠したことを白状し、怒ったサカとカタラはバトーとともに旅立ってしまう。
水の巻 第16章 偉大なる脱走兵
火の国の町で行われる祭りを見に行ったアンたち。正体を知られぬよう変装していくが、マジックのステージでアンが思わず気の技を使ってしまったため、火の国の軍に追われる。そこへ脱走兵のチェイが現れ、アンたちを森へ誘導してくれる。チェイは軍の元高官だった火のベンダーの師範、ジョンジョンをアンに紹介すると言い、火の技を学びたいアンは喜ぶ。だがジョンジョンはまだ水の技も土の技も習得していないアンには教えないと指導を拒否する。それでもアンの熱い思いがアバター・ロクの幻影をも出現させ、どうにか教えてもらえることになった。しかし、身動きせずに太陽の熱を感じたり、呼吸を続けたりと地味なことしか行わない修行にアンは苛立ちを覚える。早く火の出し方を教えてほしいと頼むが、ジョンジョンは忍耐が必要だと言うのみ。しびれを切らしたアンは、ジョンジョンがいない隙に火を操り、調子に乗ってカタラをやけどさせてしまう。
水の巻 第17章 北の気の寺
路上の語り部から、空を飛ぶ人間の話を聞いたアンたちは、北の気の寺へ向かう。しかしそこにいたのは気のベンダーではなくグライダーで空を飛ぶ人々。彼らは機械技師をリーダー格とする土の王国の人々だった。彼らが寺を改造したことに怒るアン。しかし彼らは洪水で家を失ったため寺に住み着き、機械技師は洪水で足が不自由になった息子テオのためにグライダーを開発したという。彼らは地下室の天然ガスのガスもれに怯えていたが、機械技師の実験道具をいじっていたサカは、機械技師とともにガスもれに気づく方法を思いつく。テオは、寺の聖なる部屋を開けてみてほしいとアンに頼む。一度は断るアンだが、テオと心を通わせ始め、考え直す。部屋を開けてみると、中は火の国の武器でいっぱい。かつて火の国に寺を壊されそうになり、見逃してもらう交換条件として、機械技師は火の国のために武器を作っていたのだった。
水の巻 第18章 水の技の師匠
ようやく北の水の部族にたどりついたアンたち。部族の長アーヌークの取り成しでアンは水の技の達人パク師範に弟子入りし、カタラも一緒に習おうとするが、パクは女のカタラには教えられないと拒否する。部族のしきたりで、女のベンダーは戦うための技ではなく水の技を使った治療法を学ぶことになっていた。仕方なく治療法を教えるヤゴダを尋ねたカタラは、ばあば(カンナ)がじつは北の部族の生まれで、婚約者がいながら部族を飛び出した事実を知る。技を教えてもらえないカタラに、アンはパクに習ったことをこっそり教えるが、パクに見つかり破門されてしまう。アンを許してほしいと頼みに行ったカタラだが、ついに怒りを爆発させパクに決闘を挑む。健闘するカタラだがやはりパクにはかなわない。しかし去り際にカタラの首飾りを見たパクは、昔、婚約者のカンナに贈った首飾りだと語る。翌日からアンとカタラは無事パクに弟子入りを認められる。
水の巻 第19章 北極の包囲網 その1
サカは婚約者のいるユエに思いを寄せつつも友達でいようと明るく接していたが、ユエの方はどんどんサカに惹かれていった。ついにその想いを断ち切るため、ユエはサカに別れを告げる。その頃北極には火の国に包囲されたことを示す、すすの混じった雪が降っていた。火の国による北の水の民への先制攻撃が始まった。アンは一人で火の軍の戦艦に向かうが、とてつもない数の戦艦を見て自分の手には負えないことを知る。サカは、北の水の民と共に危険な任務に志願するが、指揮を執るハーンがユエの婚約者であることを知り、ショックを受ける。民の長アーヌークはサカにユエの護衛を頼んだ。夕暮れとなり、水の民が月の力によって力を増強させることを懸念した火の軍は、夜明けまで攻撃を一時中止する。夜中、ジャオの戦艦に忍び込んでいたズーコは、アイローに見守られながら一人カヌーでアバターを捕らえに北極へ向かう。
水の巻 第20章 北極の包囲網 その2
精霊の世界で月と海の精霊を探すアンは、彼らが人間の世界にいることをロクから教えてもらう。当時のことを知る精霊コーに会って話を聞こうとすると、通称「顔泥棒」のコーはアンを怖がらせて顔を盗もうとする。それでもアンは冷静を保ち、ついに月と海の精霊、トゥイーとラーの居場所を知る。彼らは北極のオアシスにある池にいた2匹のコイだった。月と海の精霊の秘密を知っていたジャオは、月を消滅させて水の部族を倒すことが自分のさだめだとアイローに話す。ジャオがオアシスにいる月の精霊のコイを捕まえると、月は辺り一面を赤く染め、水の部族は力を失った。精霊を尊ぶアイローはジャオに月の精霊を放すように言うが、ジャオはコイを殺してしまい月は消滅する。絶望する一同の前でアンは池の中に入り、海の精霊と一体化して巨大モンスターとなる。そして圧倒的な力で火の軍をなぎ倒した。
アバター 伝説の少年アン 2 シーズン22006年
土の巻 第1章 アバターの境地
パク師範の勧めにより、アンたちはオマシュまで護衛してもらうため土の王国のフォン将軍の基地へ向かう。最近アンはアバターの境地に達した状態の自分の夢にうなされ、自分を恐ろしく感じているが、フォン将軍はアンに今すぐアバターの境地になって火の王を倒してほしいと頼む。そしてアンをアバターの境地にさせるため漢方茶や祈祷を試すがなかなかうまくいかず、危険が迫らないと境地に達せないと知ると、アンに攻撃を仕掛ける。そしてカタラを土に沈め、アンを怒らせてアバターの境地にさせることに成功する。アンの魂が体を抜け出すとロクが現れ、アンに教えを与える。それは、アバターの境地では最も強くなれるが、その状態で殺されると生まれ変わりのめぐりが壊されアバターは死に絶える、というものだった。
土の巻 第2章 恋人たちのトンネル
アンたちはチョン率いる流浪の一団と出会う。オマシュヘ向かっていることを話すと、チョンは伝説の恋人たちが作った山の中を通るトンネルが近道だと言う。火の国に襲われるため、アンたちはトンネルを通っていくことにする。しかしそれは、愛を信じなければ永久に出られないという呪われたトンネルだった。サカはトンネルの地図を描いて出口に到達しようと試みるが、一度通った道がふさがれていることに気づく。その時、火がアッパの足に飛び火し、アッパはパニックになって暴れまわる。壁が崩れ、一同は二組に分かれてしまった。アンとカタラがトンネルを2人で進んでいくと、伝説の恋人たちの墓が見つかる。そこには伝説の話が書いてあった。昔2つの敵対する村に住む男女が、村と村の間にそびえる山の頂上で出会って恋に落ち、人目を避けて会うため山にトンネルを作ったという。キスする2人の彫像の傍らには「愛は暗闇で最も光り輝く」と記されていた。
土の巻 第3章 ふたたびオマシュへ
火の国に占領されたオマシュを見たアンたちは、ブミの安否を確認しようと下水道から潜入する。オマシュでは、抵抗軍が火の国に反撃しようと総督一家の命を狙っていた。抵抗軍のリーダーであるヤンは、侵略された時ブミ王が何もせず降伏したことを嘆き、死んでも戦うと気炎を上げるが、オマシュを出て反撃の時を待つべきとアンに説得される。そして大勢の難民たちとともに伝染病のフリをして無事オマシュを出るが、総督の幼い息子トントンも一緒についてきてしまう。抵抗軍に息子を誘拐されたと思った総督は、トントンとブミの人質交換を要求する。
土の巻 第4章 不思議な沼地
沼地の上空を飛んでいたアンは、沼地が自分を呼んでいるのに気づく。周囲に反対されたためアンは上陸をあきらめるが、突然竜巻に襲われて結局一同は沼地に落ちてしまう。はぐれてしまったアッパとモモを捜し回る。不気味な雰囲気の中、沼地で野宿する3人はツルに引っ張られて離ればなれになる。各々が幻を見て追いかけていくと、沼地の中心部で再会した。その時ツルでできた怪物が現れ3人を攻撃する。怪物を倒すと、中でツルを操っていた男ヒューが出てきて3人を大木のふもとへ連れて行く。ヒューは沼地を守っていると言い、沼地が1つの木でできていること、世界もまた1つであることを語る。アンは、沼の男たちに追われていたアッパたちを救う。沼の男たちも水のベンダーであることが分かり、アンたちは食事をごちそうになる。不思議なことなど起きないただの沼地だと主張するサカの向こうで、ツルがうるさい鳥をはたき飛ばしていた…。
土の巻 第5章 アバターの日
土の王国を旅するアンたちは、チン村で行われている「アバターの日」という記念日の祭りに遭遇する。しかしその祭りはアバターを称えるものではなく、かつて村の君主チン大王がアバター・キヨシに殺されたことを恨み、アバターを呪うためのものであった。トン村長らに責められたアンは、前世の潔白を証明すべく裁判にかけられることになる裁判の日、不利な展開で窮地に陥ったアンがキヨシの格好で登場すると、キヨシ本人が乗り移って事実を語り始める。キヨシによるとチンは征服者であり、住民を守るために殺したという。自分自身に戻ったアンは有罪となり残酷な刑に処されることが決まる。そこへ火の国のモンケ大佐率いる荒サイ騎兵隊が現れ、村に服従を強いるが、アンたちが撃退し村は救われる。村人たちはアンに感謝し、「アバターの日」をアバターを称える記念日に変えることにする。
土の巻 第6章 盲目のギャング
アンたちは土の国の王国でユー師範の道場のチラシを見て体験レッスンを受ける。金儲け主義のユーを見てがっかりするアンだったが、土のベンダーの強豪が対戦する大会「土の武道会」が行われることを聞きつけ、そこで師匠が見つかるかもしれないと観戦しに行く。現チャンピオンからベルトの奪還を狙うボルダーは、対戦相手を次々と倒し決勝に進む。決勝でチャンピオンとして現れたのは、小さな盲目の少女だった。少女は目が見えないが地面の波動を足で感じ取り、圧倒的な強さでボルダーに勝つ。アンは彼女こそが土のベンダーの師匠にふさわしいと感じ、決戦後の特別試合で少女の前に現れる。少女はアンの気の技であっさり負け、怒って姿を消してしまう。
土の巻 第7章 ズーコひとり
空腹に耐えながらひとりで旅するズーコは土の王国のとある町へたどり着き、なけなしの金でダチョウウマのエサを買うが、悪党兵士ガオたちに因縁をつけられ奪われてしまう。ガオたちにいたずらしてズーコに助けられた少年リーは、お礼にズーコを家へ連れて行く。家族の絆に触れたズーコは自分の家族を回想する。少年時代のズーコは、優しい母アーサ、火の王アズロンの次男である父オザイ、神童のような妹アズーラと暮らしていた。オザイの兄アイローは土の王国の都バーシンセーを攻め落とそうとしていたが、息子ルーテンを戦で失い絶望に暮れ、都の包囲をあきらめる。野心的なオザイは王位継承権をアイローでなく自分に与えるようアズロンに懇願し、アズロンの怒りを買う。その夜、アーサはズーコに別れを告げて失踪し、アズロンは謎の死を遂げ、オザイは火の王となる。
土の巻 第8章 追跡
春になり毛が生え変わっている最中のアッパと共に旅を続けるアンたち。新たにメンバーに加わった盲目のトフは、野宿の準備も手伝わず一人だけ孤立しようとする。カタラは皆と協力するよう注意するが、頑固なトフとけんかになってしまう。その時、不気味な戦車が驚異的なスピードでアンたちを追ってきた。一同はアッパで空を飛びながら逃げる。しかし、アンたちがどんなに逃げても着陸するたびに戦車が追いついてくる。正体を知ろうと待っていると、現れたのはアズーラ、メイ、タイリーの3人組だった。圧倒的な強さを見せる3人との対決は避け、アンたちはアッパに乗って夜通し逃げる。寝不足で疲労のたまった一同はついに不時着してしまい、トフはカタラとアンとの言い争いで腹を立て、一人で去ってしまう。
土の巻 第9章 厳しい修行
いよいよ土の技の訓練を受けられることになったアン。喜び勇んで臨むがトフの厳しい指導についていけない。見かねたカタラは、優しく教えるようトフにアドバイスするが、アンはトフに度胸のなさを指摘されますます落ち込む。そんなアンをカタラは、「土」は「気」の対極にあるからマスターするのが難しいのは当然だと言って励ます。その頃サカは猛獣の子供を捕まえようとして、うっかり地割れにはさまれ出られなくなってしまう。運良くアンに発見されたところへ怒った猛獣の親が現れ、ピンチに陥るサカ。まだ土の技を使えないアンはサカ救出に苦戦するが、最後に勇敢に立ち向かい猛獣の親を撃退する。その度胸をトフにほめられ、再び土の技にチャレンジし見事にマスターする。
土の巻 第10章 隠された書庫
訓練を頑張っているごほうびとして、プチ・バケーションを取ることにしたアンたち。アンは笛を吹いて演奏を楽しみ、カタラは氷の泉のある町へ行く。リラックスできるだろうという期待に反し、着いたところは砂漠の端にある町。アンたちはゼイというバーシンセー大学の教授と出会う。ゼイと話すうち、彼が砂漠の中にあるという博識の精霊が作った伝説の書庫を捜していることを聞いたサカは、火の国の情報を得るためプチ・バケーションの行き先をその書庫に決める。ゼイと共に砂漠へ入り、書庫の建物らしき先端部分が地上に出ているのを発見する。建物の中に入った一同は広大な書庫で精霊ワンシートンと出会うが、人間は知識を戦いのために悪用するのでもはや立入禁止となっていると告げられる。悪用しないことを誓って何とかごまかしたアンたちは、書物の閲覧を許可される。サカは「火の国史上最悪の暗黒の日」と書かれた書物を発見する。
土の巻 第11章 砂漠
砂のベンダーにアッパをさらわれ、砂漠に取り残されアンたち。アッパを心配するアンは、砂漠から自分たちが脱出することばかりを考える他のメンバーに腹を立て、一人でアッパを捜しに行く。カタラたちはバーシンセーを目指して日照りの中を歩き出す。のどが渇いたサカはサボテンを見つけて中にたまった水を飲み、幻覚を引き起こしてしまう。トフは乾いた砂の上では土の技が思うように使えず、歩くことすらままならない。アッパを見つけられず戻ってきた不機嫌なアンとともに、一同は疲れ果てるまで歩く。夜になり星図をもとに方角を調べながら歩いていたアンたちは、捨てられた砂の帆船を見つける。コンパスの指す方向へと向かうが、着いたのは磁気を発する巨大な岩で、凶暴なハゲタカバチの巣だった。追ってくるハゲタカバチとアンたちが格闘していると、砂のベンダーたちが現れる。トフはその中の一人の声を聞き、アッパを連れ去った犯人だと気づく。
土の巻 第12章 大蛇の峠
アッパを失ったアンたちは地図を頼りにバーシンセーまで「大蛇の峠」と呼ばれる道を通って行こうと計画。しかし途中で出会った難民のターンと身重の妻インから、大蛇の峠は険しいので満月湾から出ている船を利用すべきだと聞き、一緒に満月湾へ向かう。港で乗船券を発行してもらったアンたちは警備員として働くスキに遭遇し再会を喜ぶ。だがパスポートを盗まれたインたちは乗船券をもらえなくなってしまう。アンたちは大蛇の峠を通ってインたちを送り届けることにし、サカを心配するスキも同行する。アンたちは苦労しながら峠を進むが、途中で現れた大蛇に攻撃されてしまう。何とか撃退し、峠を越えたところでインが産気づくが、カタラの助産で無事出産。アッパを失って感情を押し殺していたアンは、生まれた赤ちゃんを見て希望を取り戻し、アッパを捜すため一足先にバーシンセーへ向かう。
土の巻 第13章 巨大なドリル
バーシンセーの外側の城壁を突破しようとする火の国の巨大ドリルを見つけたアンは、城壁を守るサン将軍に危機を伝える。将軍は精鋭チームにドリルを阻止させるが、タイリーとメイに攻撃され、精鋭チームはあっさりやられてしまう。アンたちはドリル内部に潜入し図面を手に入れて、弱点である支柱を壊し始める。異変に気づいたアズーラたちに見つかり、アンはドリルにとどめを刺すためアズーラと対決し、サカとカタラは泥水排水管を見つけ、そこを通って逃げる。タイリーが2人を追うが、カタラとトフはそれぞれ水と土の技でタイリーもろとも泥水を逆流させる。泥水で壊れそうになったドリルに、アンが何とかとどめを刺し、完全に破壊する。
土の巻 第14章 都の壁と その秘密
バーシンセーに着いたアンたち一同は、駅でジョディーという案内役の女性に出迎えられる。サカは早く土の王に会わせてほしいとジョディーに頼むが、彼女はサカの言葉を無視しマイペースで都の案内を始める。そこでアンたちが見たものは、身分ごとに壁で仕切られた、政府によって完全に統制された町だった。アンたちは特別な客として豪華な家に泊まることになるが、王に会えるまで1ヵ月はかかると言われる。仕方がないのでそれまでアッパを捜すことにし、ジョディーに付き添われて人々に聞き込みをして回る。しかし詳しく話を聞こうとするとなぜか皆おびえた様子で黙ってしまうのだった。アンたちの背後にいるジョディーが不気味な笑顔で首を振ったとたんに…。
土の巻 第15章 バーシンセー物語
カタラとトフ、アイロー、アン、サカ、ズーコ、モモ、それぞれのバーシンセーでのお話。トフはカタラをエステサロンへ連れて行く。帰り道、トフは意地悪な女の子たちに化粧をからかわれしまう。商店街でアイローは泣く幼児を見つけ、歌を歌って喜ばせる。動物園で元気のない動物たちを見たアン。飼育係から、設備が老朽化したせいで客が集まらないと聞いたアンは、新しい施設を作ることを提案する。俳句教室の前を通りかかったサカは、女の子の詠む句に聞きほれるうち、うっかり窓から中へ落ちてしまう。茶屋で働くズーコは客のジンからデートに誘われ、アイローの勢いに押されてしぶしぶ出かける。2人は「火の明かりの泉」へ行くが、明かが消えていてジンはがっかりしてしまう。アッパを恋しがるモモは、雲の陰や花をつけた大木をアッパと見間違い、がっかりする。通りでピグミーピューマに追われ、ピューマもろとも衛生局に捕まり屠殺場に送られてしまう。
土の巻 第16章 アッパのさまよう日々
時は4週間前にさかのぼり、アッパが砂のベンダーにさらわれた後のこと。ギャシュウィン率いる砂のベンダーによって商人に売りつけられたアッパは曲技団に売られる。曲技団ではエサも与えられず調教師から虐待を受け、耐え切れなくなったアッパはテントから飛び出す。砂漠へ戻り書庫のあった場所へ飛んで行くが、書庫は地中深くに埋まっていて成すすべがない。あきらめて飛び立つアッパは、途中数々のトラブルに遭いながらとある納屋へ忍び込む。わずかな水と干草を得て眠りにつくものの、家主に驚かれて納屋を飛び去る。疲れ果てたアッパは森のほら穴に降り立つ。するとほら穴の中からヤマアラシシが現れて取っ組み合いのケンカとなってしまう・・・。
土の巻 第17章 ラオガイ湖
"バーシンセーでアッパを捜すアンたちの前にジェットが現れ、協力を申し出る。しかしじつは彼はロンフェンとダイリーに洗脳され、アンを都から追い出そうとする画策に利用されていたのだった。洗脳状態から覚めたジェットの案内でラオガイ湖の地下にあるダイリーの秘密のアジトへ向かったアンたちは、そこでダイリーと対決。再び洗脳に惑わされたジェットは、ロンフェンに隙を突かれてやられてしまう。ダイリーに取り囲まれピンチに陥ったアンたち。そこへアッパが現れ、ダイリーとロンフェンを一掃。アンたちはアッパとの再会の喜びをかみしめるのだった。"
土の巻 第18章 土の王国の王
土の王に真実を伝えることにしたアンたちは、宮殿の衛兵を振り切って中へ乗り込む。王に会ったアンたちはロンフェンの陰謀や戦争が起きていることを話すが、王はなかなか信用しない。ロンフェンの脚についたアッパの歯型や火の国の巨大ドリルを見せ、ようやく王に実情を分かってもらう。ロンフェンは牢屋へ入れられた。ロンフェンが隠し持っていた個人に関する極秘資料が発見され、トフの母親がトフに会いに都へ来ていることが分かる。アンは東の気の寺の導師からの手紙で、アバターとしての次の段階の指導を受けられることを知る。カタラとサカの父親は近くの湾で陣を構えていることが分かった。一同は別行動をとることにし、アンとサカはアッパに乗って飛び立つ。アンとサカが出かけたあと、バーシンセーにキヨシ島の女戦士が参上する。土の王は喜んで歓迎するが、王の前に現れたのは変装したアズーラたちだった…。
土の巻 第19章 導師の教え
アバターの境地をコントロールする方法を学ぶため東の気の寺に向かったアンは、導師パティークの教えに従い7つのチャクラを開く修行を始める。ユーとシンフーに捕らえられ親元に送り返されそうになったトフは、苦心の末に鉄を操る技をマスターして逃げ出す。土の将軍たちと火の国攻撃の作戦を立てたカタラは、立ち寄った茶屋でズーコとアイローを目撃し驚愕する。キヨシ島の戦士になりすましたアズーラをスキと思い込んで助けを求め、捕らえられてしまう。アズーラはバーシンセー支配をもくろむロンフェンと手を組んでいた。6番目まで順調にチャクラを開いたアンは、最後のチャクラを開くためカタラへの想いを捨てようと努力するが、捕らえられたカタラの悲鳴が聞こえ、想いを捨てることができない。途中でやめると修行は台なしになると言う導師を振り切り、父ハコダとの再会を喜んでいたサカとともにカタラを助けに向かう。
土の巻 第20章 運命の分かれ道
カタラの危険を知ってアンたちがバーシンセーへ向かっていく頃、宮殿ではロンフェンから指揮を任されたアズーラが、ダイリーを率いてクーデターの準備をしていた。アズーラはアイローとズーコを騙して宮殿へ誘い、ダイリーにズーコを捕らえさせる。バーシンセーに戻ったアンたちが家へ向かうと、そこへアイローが手助けを求めて現れた。アンたちはアイローと協力してカタラとズーコを救出することにし、バーシンセー旧市街へ向かう。サカとトフは土の王にクーデターの事を伝えに行くが、宮殿に着いた直後にクーデターが始まってしまい、土の王と共にアズーラに捕らわれてしまう。カタラは、同じ牢のズーコが自分と同様母親を失っていることを知る。ズーコの火傷の跡を癒そうとした時、アンとアイローが助けに現れたため治療は中断、アンとカタラは先に外へと向かう。アイローとズーコの前にはアズーラが現れ、ズーコに手を組み戦いに勝利することを提案する。
アバター 伝説の少年アン 3 シーズン32007年
火の巻 第1章 目覚め
長い眠りから目覚めたアン。火の国の軍艦に乗っていることに気づき驚くが、それは仲間が乗っ取ったものだった。これまでの経緯を聞き、アンは死んだことになっていると知ってショックを受ける。サカの計画では、日食の時に火の国を奇襲するとのことだったが、アンは自分一人で戦うべきだと飛び出す。3年ぶりに火の国に戻ったズーコは父である王と再会。王はズーコがアバターを殺したと聞いて喜ぶが、ズーコはアンが生きているのではと思っていた。
火の巻 第2章 友情のはちまき
アンは火の国の学校の生徒と勘違いされ入学するハメになる。はちまきで額の入れ墨を隠し学校生活を楽しんでいたが、厳しい教育方針を知り、生徒たちに自由を教える必要があると感じてダンスパーティーを開く。最初は戸惑う生徒たちだったが楽しそうなアンを見て踊り出し、初めての自由を味わう。そこへ校長が現れアンを捕まえようとするが、生徒たちがアンをまねてはちまきを身に着けて偽装し、アンを逃がしてくれるのだった。
火の巻 第3章 紅小町
アンたちは工場の排水で汚染された川を通る。漁村に立ち寄ると、村人たちが病気と飢餓に苦しんでいた。カタラは村を助けようとするがサカに反対される。その夜、村に食料が届けられ、村人たちは精霊のおかげだと喜ぶ。そして再び精霊が現れて病人を癒す。正体はカタラだった。カタラは村を永続的に救うため工場を破壊。村人の仕業だと思った火の軍は村を壊滅させようとする。すると精霊に扮したカタラが登場。アンたちと共に軍を追い払った。
火の巻 第4章 サカの師匠
技を使うことができない自分に落ち込むサカ。気晴らしに訪れた店で見事な剣を発見し、作者のピエンダオに剣術を教わることにする。訓練で失敗してばかりのサカだったが意外にも褒められ、素性を偽ったことに耐えられず水の民であることを告白。ピエンダオと対決することになるが、機転を利かせたサカの戦いぶりにピエンダオは感心し励ます。アンがアバターであることも知っていたというピエンダオは、サカに白蓮の駒を渡すのだった。
火の巻 第5章 砂浜
ズーコ、アズーラ、メイ、タイリーの4人は週末をエンバー島で過ごす。そこは本当の自分をさらけ出せるという不思議な島だった。4人は身分を隠し現地の若者と交流する。パーティーに誘われ、タイリーはモテモテだが、アズーラは怖がられる。ズーコとメイはケンカして別れてしまう。その後ビーチでたき火をする4人は、各自のつらい過去を告白し自分をさらけ出す。 一方アンたちは暗殺者に狙われ、猛攻撃から必死に逃げるのだった。
火の巻 第6章 アバターと火の王
ロクの精霊が現れ、火の王ソジンとの過去をアンに語る。ロクとソジンは親友だった。アバターであることを告げられたロクは修行の旅に出発し技をマスターして帰国。火の王となったソジンはロクに世界統一の夢を語るが、ロクに反対され2人は絶縁する。25年後、ロクの島で火山の大噴火が起こりソジンはロクを助けに行くが、ロクが計画の邪魔であることを思い出し最後に見捨ててしまう。ズーコは自分がソジンとロク両方の血を引いていることを知る。
火の巻 第7章 逃亡者
トフ、アン、サカは賭け事に手を染め、トフが土の技を使ってボロ儲けをする。カタラが注意するとトフは逆ギレし、カタラとトフは仲違い。サカの説得によって仲直りしたカタラとトフは、最後にもう一度イカサマを試みる。だが計画は失敗し2人は投獄されてしまう。捜しに来たアンとサカは第3の目がある男から攻撃を受ける。アンがとどめを刺されそうになったその時、脱獄してきたカタラとトフが援護。4人はどうにか逃げ延びた。
火の巻 第8章 血を操る人
アンたちはハマという宿屋のおかみと出会う。ハマは南の水の部族出身の水のベンダーだが若い頃に火の国に拉致され、牢獄を脱走するために“血を操る技”を編み出したという。それは体内の水分を操ることで相手の体を思い通りに動かすという恐ろしい技。この技をカタラに継がせようとするハマと拒絶するカタラは対決。ピンチに陥ったカタラは満月の力を得て、血を操る技でハマを封じる。不本意にも恐ろしい技をマスターしたことを嘆く
火の巻 第9章 悪夢と白昼夢
火の国への侵略まであと4日。アンは悪夢を見て自信をなくし、訓練を始める。心配したカタラたちは、緊張がほぐれるようにヨガやマッサージをさせたり、カウンセリングをする。だが悪夢は日に日にひどくなり、アンは侵略の日まで眠らないと決意する。アンはついに白昼夢まで見るようになり、疲れが限界に達する。カタラたちはアンのためにフカフカのベッドを作り、アンを勇気づける。彼らの説得でようやく安眠できたのだった。
火の巻 第10章 黒い太陽の日 その1 侵略
火の国を侵略する日がやってきた。サカたちが待つ集合場所にハコダたちの船が到着する。侵略軍はまずサカが考案した潜水艦で海からアズロンの大門を突破し都に上陸。火の軍の攻撃をかわしつつ王宮広場の塔に近づくが、指揮を執っていたハコダがケガに倒れる。ハコダに代わってサカが陣頭指揮を執り、侵略軍は宮殿のある火山のふもとの塔を占領する。アンはオザイと対決するため1人宮殿へと向かうが、宮殿はもぬけの殻だった。
火の巻 第11章 黒い太陽の日 その2 日食
オザイを探すアンたちは地中に防空壕を発見。司令室を見つけるが中にはアズーラがいた。侵略計画を知っていたアズーラに意図的に引きとめられ、オザイが見つからないうちに日食が終わってしまう。火の軍に潜水艦を壊され逃げることもできず、ハコダの決断により大人たちは降伏して捕虜となり、アンと若者たちは次のチャンスを待つためアッパに乗って逃げる。ズーコはアバターに協力するとオザイに宣言しアンたちの後を追う。
火の巻 第12章 西の気の寺
アンたちは西の気の寺に着く。アンが4つの技をマスターするという当初の計画に戻そうとするが、火の技を教えてくれるベンダーがいない。その頃ズーコも西の気の寺に着いていた。ズーコはアンたちの仲間にして欲しいと頼むがアンたちは拒否。その後アンたちが暗殺者から再び狙われると、ズーコは必死に阻止しようとする。暗殺者が消えたあとズーコが再び真摯に話をすると、アンは共感し彼を仲間に加えることにした。
火の巻 第13章 火の技の師範たち
ズーコは火の技をアンに教えようとするがパワーが激減していることに気づく。アンの味方になったことが原因だと考え、古代の火のベンダーの遺跡へ向かう。その後ワナにはまった2人の前に、太陽の戦士が現れる。火の技を教えてほしいと頼むと、師範たちの審査を受けろと言われる。師範たちに会いに山に登ると、現れたのは2頭のドラゴンだった。2人は古代の火の技の型を見せる。するとドラゴンは火を噴き、火の技の秘密を明かした
火の巻 第14章 釜茹(かまゆで)岩 その1
サカとズーコはハコダを捜しに火の国で最も警備の厳重な監獄、釜茹岩に潜入。そこはメイのおじが看守長を務める脱出不可能な厳しい監獄だった。2人は看守に偽装してハコダを捜すがハコダは見当たらず、代わりにスキを発見。囚人チットサンと協力して脱獄計画を企てるが、新しく囚人が到着することを知ったサカはハコダがやって来るのではないかと思い脱獄を断念。到着した囚人の中にようやくハコダの姿を見つける。
火の巻 第15章 釜茹(かまゆで)岩 その2
ハコダと再会したサカは新しい脱出計画を考える。チットサンも仲間に加え、首尾よく看守長を人質に取りゴンドラに乗り込む。それを妨害しようとアズーラとタイリーが現れゴンドラの上で対決。脱獄者ゼロの記録を破られたくない看守長は部下にケーブルを切るよう指示し、アズーラたちは退却する。ズーコを助けたいメイはケーブルを切る看守を妨害。サカたちはアズーラが乗ってきた飛行船で島を脱出し、無事に西の気の寺に戻る。
火の巻 第16章 南の侵略部隊
西の気の寺がアズーラ率いる艦隊によって急襲される。アンたちは二手に分かれて逃走。ズーコはカタラが母親を殺された怒りを、彼と結び付けていると知り、カタラと一緒に、母親を殺した南の侵略部隊の司令官を捜すことにする。アンは復讐はいけないと反対するが、カタラは聞く耳を持たずズーコと出発。2人は南の侵略部隊の船に乗り込む。だがそこにいた司令官は別の人物で、母親を殺したヨン・ラーという男はすでに引退していた。
火の巻 第17章 エンバー島劇団
エンバー島で、アンたちをテーマにした芝居が行われる。南極でのアンとの出会いから始まり、各地での戦いがダイジェストで演じられる。一同は実際の自分たちとのキャラクターの違いに、ガッカリしたり喜んだり。アンはカタラ役がアンについて「恋愛感情はない」と言ったことにショックを受け、カタラに問いただす。カタラは、戦時中の今は付き合う時じゃないと答えた。物語は現在に至るところで終わりかと思いきや、続きがあった。
火の巻 第18章 ソジンの彗星 その1 不死鳥王
オザイと戦う準備をしながらも自信がないアンだったが、ズーコによるとオザイは彗星の力を利用して土の王国を滅ぼす計画を立てており、彗星が現れるまでにオザイを倒さなければならないことが判明。人の命を奪うことに疑問を感じるアンはオザイを殺さずに倒す方法はないかと悩み、瞑想するうち不思議な島へ到着する。一方、オザイは火の王の称号をアズーラに譲り、自らを全世界を支配する「不死鳥王」と名乗ることを宣言する。
火の巻 第19章 ソジンの彗星 その2 恩師たち
姿を消したアンを捜そうと土の王国へ向かったズーコたちは、女賞金稼ぎジューンの協力でアイロー、ブミ、パク、ジョンジョン、ピエンダオら白蓮会のメンバーと再会する。火の王を殺さずに倒す方法を思い悩むアンは瞑想するうち謎の島へとたどり着く。そこで過去のアバターたちから助言を得るが、やはり解決策は見つからない。すると島だと思っていたものは獅子亀であることが判明。獅子亀は助言を求めるアンに不思議な力を与える。
火の巻 第20章 ソジンの彗星 その3 炎の中へ
火の王の戴冠式を控えたアズーラは臣下に難癖をつけては追放し、ますます横暴になる。アーサの幻覚が現れ、人を恐怖心によって従わせてきたことを指摘されたアズーラは自分を見失っていく。オザイは飛行艦隊を率いて土の王国に到着。地面を焼き始めたところへアンが待ち受けていた。サカ、トフ、スキの3人は飛行艦隊に潜入し、船を乗っ取る。カタラとズーコはアズーラの前に現れ、アズーラとズーコがアグニカイで戦うことになる。
火の巻 第21章 ソジンの彗星 その4 アバター・アン
サカとトフは火の国の兵士たちに追いつめられ、終わりを覚悟する。その時スキが飛行船に乗って現れ、どうにか一命を取りとめた。土の玉に隠れていたアンは、オザイから猛火を浴びせられる。そして勢いに負けたアンは、岩場に背中の傷を打ちつける。すると歴代のアバターたちが現れ、アンに力を与えた。4つの技を融合させたアンは圧倒的なパワーを得てオザイを追う。一方、ズーコを気絶させたアズーラは、今度はカタラを攻撃する。
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