SHERLOCK／シャーロック

作品情報

あらすじ

ヴィクトリア朝時代の名探偵コンビ、シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンが現代のロンドンに復活。スマートフォンやインターネット、GPSといったテクノロジーを駆使して難事件を次々と解決していくさまを90分枠にて映画並みのクオリティで描く。ホームズ役のベネディクト・カンバーバッチとワトソン役のマーティン・フリーマンの相性は抜群。モリアーティ役のアンドリュー・スコットの強烈な悪役ぶりも話題になった。

ＳＨＥＲＬＯＣＫ／シャーロック　シーズン１（字幕版）2010年

＃１『ピンク色の研究』

アフガニスタン紛争で負傷してロンドンに帰還した軍医ジョン・ワトソンは戦場での記憶が拭えず、セラピストの勧めに従ってブログの執筆を試みる。そんな或る日、偶然再会した旧友にルームメイト候補としてシャーロック・ホームズという男を紹介される。シャーロックは「世界で唯一のコンサルタント探偵」を自称し、スコットランドヤードのレストレード警部から〝連続自殺事件〝と呼ばれる難事件の捜査を頼まれると、ジョンに捜査への協力を求めるが…。

＃２『死を呼ぶ暗号』

シャーロックの元に大学時代の同級生から仕事の依頼が入る。勤務先の銀行で何者かが落書きを残していったが、侵入経路が謎なので調べて欲しいというのである。ジョンと共に銀行に出向いたシャーロックは、黄色い記号の落書きがエディ・ヴァン・クーンという社員に向けてのメッセージだということに気づく。ヴァン・クーンに質問すべく、シャーロックとジョンは彼の自宅を訪れるが、ヴァン・クーンは密室状態の部屋で死んでいた…。

＃３『大いなるゲーム』

興味を持てない仕事ばかりで退屈しているシャーロックのところにマイクロフトが国家機密に関わる事件の捜査を依頼しに来るが、シャーロックはすげなく断る。間もなくレストレードから連絡があり、シャーロック宛の封筒を渡される。中には「ピンク色の研究」に出てきたのとそっくりな携帯電話が入っており、ハドソン夫人の下宿の地下室の写真を受信する。シャーロックたちがその部屋に駆けつけると、そこには一足のスニーカーが。すると持参したピンクの携帯電話が鳴り、すすり泣く女の声で「１２時間以内にスニーカーの謎を解かなければメッセージを読んでいる女に括り付けた爆弾を爆破させる」と告げられて…。

ＳＨＥＲＬＯＣＫ／シャーロック　シーズン２（字幕版）2012年

＃１『ベルグレービアの醜聞』

ジョンのブログのおかげでコンサルタント探偵としてのシャーロックの名声は急上昇。難事件を持ち込む依頼主も出てくる。そのような事件の現場にジョンを送り込んで自宅から捜査指揮を執っていたシャーロックのところに、バッキンガム宮殿から呼び出しがかかる。マイクロフトの仲介で、王室関係者のスキャンダルの証拠写真を握っているという高級ＳＭクラブの経営者アイリーン・アドラーから証拠写真を収めた携帯電話を回収してくるよう頼まれたシャーロックは、ジョンと共にアドラーの自宅を訪ねるが…。

＃２『バスカヴィルの犬（ハウンド）』

シャーロックとジョンのところに、幼い時にデヴォン州ダートムアで父親がハウンドに襲われて殺されて以来、それがトラウマになっているというヘンリー・ナイトがやって来る。現在も住んでいるダートムアで最近再び目撃したとハウンドの捜査をナイトから依頼されたシャーロックとジョンは、同地を訪問。近くにあるイギリス国防省の研究施設バスカヴィルに侵入した際に、ナイトの父親の友人でヘンリーの精神状態を心配していると語る研究者フランクランドに出会う。ナイトは、自宅を訪れたシャーロックとジョンに、夢の中で〝Ｌｉｂｅｒｔｙ〝と〝Ｉｎ〝という単語を見たと告げ、３人はナイトが最近ハウンドを見かけたという窪地を探察しに行くが、シャーロックとナイトはそこでハウンドを目撃して…。

＃３『ライヘンバッハ・ヒーロー』

数々の難事件を解決してきたシャーロックは世間から賛辞を浴び、メディアからも注目を集めるようになる。そんな折、モリアーティが、スマートフォンを使ってイングランド銀行の金庫やペントンヴィル刑務所の監房を解錠。自らも、ロンドン塔の戴冠宝器のショーケースを壊して王冠とケープを身に付けた格好で逮捕される。モリアーティは裁判にかけられ、シャーロックも証言台に立つが、有罪にしたら家族を殺害すると陪審員たちを脅迫して無罪判決を勝ち取ってしまう。無罪放免になったモリアーティはシャーロックを訪ね、「僕には君を落とす借りがある」と謎めいた言葉を残して立ち去る…。

ＳＨＥＲＬＯＣＫ／シャーロック　シーズン３（字幕版）2014年

＃１『空の霊柩車』

シャーロックの死から２年後。彼の死に責任を感じていた元科学捜査官のアンダーソンは奇抜な発想でシャーロック生存説を唱えるが、レストレードはそんな説を一笑に伏す。その頃、シベリアで逃走中の男が捕らえられて拷問を受けているが、拷問の合間に１人の看守が男に近づく。間もなく看守はマイクロフトで拷問を受けていた男は死んだはずのシャーロックであることが判る。シャーロックは、自殺したモリアーティの犯罪組織の残党を撲滅すべく死を偽装して潜伏活動を続けていたのだった。一方、シャーロックを失ったジョンはようやく立ち直りを見せ、恋人のメアリーにプロポーズするつもりでレストランでの食事に誘うが、そこにウエイターのふりをしたシャーロックが現れて…。

＃２『三の兆候』

ジョンとメアリーの結婚式でジョンの花婿介添人を頼まれたシャーロックは、結婚式のスピーチを考えるのに苦労する。結婚式当日、ジョンは、元上官のショルトー少佐が出席していることに嬉しい驚きを覚える。ショルトーは、アフガニスタン紛争の激戦で率いていた新兵全員を死なせたことで遺族たちから恨まれ、隠遁生活をおくっていたからだ。シャーロックのスピーチの時間になり、シャーロックは自分たちが解決した過去の事件でのジョンの活躍を語り始める…。

＃３『最後の誓い』

隣人から麻薬常習者の息子を探すよう頼まれたジョンは、麻薬常習者の溜まり場でシャーロックに遭遇するが、シャーロックは潜伏調査のためだと言い張る。シャーロックを問い詰めたマイクロフトは、彼が新聞社主のチャールズ・アウグストゥス・マグヌセンを捜査していることに気づく。マグヌセンは恐喝の常習犯で、自分に対する査問委員会の委員長レディ・スモールウッドの夫の手紙を盗み出して彼女を恐喝しており、シャーロックはレディ・スモールウッドから手紙を取り戻すよう依頼されていたのであった。マグヌセンのオフィスに潜入したシャーロックは、そこで意外な人物に出くわす…。

ＳＨＥＲＬＯＣＫ／シャーロック　シーズン４（字幕版）2017年

＃１『六つのサッチャー』

ャーロックがマグヌセンを撃ったところを捉えた映像に細工が加えられ、スナイパーがマグヌセンを射殺したことにされ、シャーロックは無罪放免となる。コンサルタント探偵に復活したシャーロックの元に、レストラードが大臣の息子の不可解な死の捜査を依頼してくる。現場におもむいたシャーロックはすぐに謎を解くが、大臣宅でサッチャー元首相の胸像が盗まれてポーチで割られているのに気づく。同様の事件が４件も起きていることを知ったシャーロックは、残り１つとなった胸像を探している際に犯人と鉢合わせして、最後の胸像の中にＵＳＢメモリが隠されていたことを知るが…。

＃２『臥せる探偵』

ワトソンがメアリーを失ったことに苦しむ一方、シャーロックは再びドラッグに手を出していた。そんなシャーロックのところに実業家ヴァートン・スミスの娘フェイスを名乗る女性がやって来る。父から殺人計画を聞かされたものの、同時に忘却剤を投与されていたため被害者の名前が思い出せないというフェイスの話を熟考したシャーロックは、スミスがシリアルキラーであることに気づく。薬物中毒の症状を見せるシャーロックを心配したハドソン夫人が、メアリーの死から立ち直るためにセラピーを受けていたジョンのところに無理矢理シャーロックを連れて行くと、シャーロックはスミスの悪事を暴く手伝いをして欲しいとジョンに頼み込むが…。

＃３『最後の問題』

ジョンに鎮静剤を打ったセラピストの正体を知るべく、シャーロックとジョンはマイクロフトを詰問。観念したマイクロフトは、彼女の本名はユーラスで、自分たちの妹だとシャーロックに告げる。ユーラスは天才少女だったが、正常な感受性と感情に欠けるところがあり、子供時代のシャーロックが可愛がっていた犬を誘拐して溺れ死なせたうえ、自宅に火を放って全焼させたため、施設に送られていた。マイクロフトは、トラウマとなった経験をシャーロックの記憶から消し、両親にはユーラスは施設の火事で亡くなったと嘘をついて、彼女を政府の秘密軍事施設に収容したと説明。ユーラスが外に出られたはずがないと強調するマイクロフトだったが、そう話している間に、爆弾を搭載したドローンがベイカー街２２１Ｂに入り込み、シャーロックとジョンのアパートは爆破されてしまう…。