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作品情報
シリーズ数 | 2シーズン |
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話数 |
全22話 |
あらすじ
資格試験の最難関とされる司法試験。合格率わずか2.5%にすぎない、この狭き門を突破した者たちは、1年半の司法修習期間を経て法曹界へと旅立っていく。そして、このうち7割以上の人々が志望する職業が「弁護士」である。一般の人々からは羨望の目でみられるこの「弁護士」という職種だが、その中にも確実にヒエラルキーが存在する。多くの弁護士が望むのは大手企業の顧問弁護士。海外の企業なども相手にする渉外弁護士は、多額の顧問料とステイタスが得られる弁護士界のエリートである。一方、一般になじみの深い相続・不倫などの人間関係のトラブルを扱う分野は、意外にも弁護士たちからは敬遠されがちである。中でも、経済社会、国際社会で活躍するエリート弁護士たちが巨額の収入を得るのに対し、「離婚訴訟」をはじめとする男女間・家族間のトラブルは最も割に合わないとされている。感情的なクライアントも多く、財産や親権、性の問題など法的に割り切りにくいナーバスな問題ゆえ、深夜に泣きながら訴えてくるクライアント、難航をきわめる交渉…と、要する時間と手間は想像を絶する。弁護士界では“忍耐勝負の仕事”と疎んじられている家事事件だが、皮肉なことにカップルの3組に1組が離婚するという現状の中でニーズは日に日に高まっている。彼らは人々の葛藤する姿を目前にして、“人間”という法律では決して割り切れないものの存在を日々感じているに違いない。このドラマでは、不本意ながら離婚訴訟をはじめとする家事事件を扱うことになった弁護士が、依頼人との交渉を通して、弁護士という仕事を改めて見つめなおすようになるまでの人間ドラマを描く。
離婚弁護士2004年
裏切られた女
業界大手の大田原総合法律事務所で、企業間の橋渡しをする渉外弁護士として華々しい実績を上げてきた間宮貴子(天海祐希)は、より大きな成功を求めて独立を決意。同僚の広澤善之(竹野内豊)と共同経営で、「広澤善之・間宮貴子法律事務所」を開く。ところがその開業初日、貴子が事務所に着くと、社内には受付嬢の吉田香織(ミムラ)以外誰もいない。雇った弁護士たちからは、辞めたいという電話が。妨害工作があったことを察した貴子は、すぐさま大田原総合法律事務所へ。やってきた貴子を出迎えた先輩弁護士の山岡(陣内孝則)に案内され、広澤のもとに向かう貴子。すると広澤は、同社のパートナー(共同経営者)に昇格していた。広澤の裏切りにショックを受けた貴子は、彼に怒りをぶつけ事務所を後にした。
慰謝料1億円の女
渉外弁護士としてさらなる成功を手にするために満を持して独立したものの、勤めていた大手法律事務所の妨害で、一緒に仕事をするはずだったスタッフには裏切られ、顧問契約先も失った貴子(天海祐希)。事務所の家賃すら払えなくなり、移転を余儀なくされた貴子は、以前は古い画廊だったという新事務所で再スタートを切った。
この子は渡さない
貴子(天海祐希)の今度の相手は小学生!!何とか企業法務の仕事を取ろうと慣れない営業を始めた貴子だったが、そう簡単には上手くいくはずもなかった。そんな折、先輩弁護士の山岡(陣内孝則)から、離婚した元夫婦の親権をめぐるトラブルを何とかして欲しい、と頼まれてしまう貴子。成り行きで、10歳の子どもの代理人を務めることになった貴子だったが、その子どもというのがまたナマイキ盛りで・・・。
16才と18才の離婚
ホチキスの止め方が悪いと注意され、仕事に口を挟んでは怒られる・・・。大介(玉山鉄二)にとって、それはこれから起こるとんでもないトラブルのプロローグに過ぎなかった。貴子(天海祐希)の下で事務員のアルバイトをする大学生・大介は、弁護士を目指すと公言しているものの、法律に関する知識はほとんどゼロ。民法と刑法の区別がつかないどころか、未成年者でも親の同意があれば男は18歳、女は16歳で結婚することが出来る、なんて法律も知らなかったりするのだ。にもかかわらず、未成年の息子の結婚話に悩む婦人の相談役を引き受けてしまった大介の運命は・・・。
対決!ストーカー
山岡(陣内孝則)の依頼で、女性誌の取材を受けることになった貴子(天海祐希)。しかし、目が半開き状態というヒドイ写真を使われた上、離婚やストーカー問題の専門家として紹介されてしまった貴子は、怒りを爆発させる。そんな折、雑誌を見たという女性が貴子の元にやってきた。それは、ストーカー被害に苦しんでいるという女性・千里(りょう)だった。
愛と憎しみの遺産相続
同じゼミに女の子がふたりしかいなかったから、一緒にいただけよ。学生時代の友人と再会を果たした貴子(天海祐希)だったが、その相手・美佐子(鈴木砂羽)とは、決して仲がいいとは言えない関係のようで・・・。一方、親友のリカ(MEGUMI)に会った香織(ミムラ)は、彼女の父親・栄介(平田満)が末期ガンだということを知る。栄介から、リカに内緒で遺言状を書いておきたい、と頼まれた香織は、それを貴子に相談するが・・・。
内縁の妻と本妻
母親に泣きつかれて(?!)お見合い写真を撮ることになった貴子(天海祐希)。しかしその写真が、よりによって香織(ミムラ)や柳田(佐々木蔵之介)の目に触れてしまったために、とんでもない誤解を招くことに・・・。そんな折、貴子のもとに、30年もの間、内縁関係にあった相手を訴えたい、という女性・織江(吉田日出子)がやってくる。入籍するか、慰謝料を払って別れるかふたつにひとつ、と強く主張する織江。彼女の目的は、遺産狙いなのか、それとも・・・。
父と娘と不倫の慰謝料
山岡(陣内孝則)が、貴子(天海祐希)の元に送り込んだパラリーガル・紀三郎(津川雅彦)は、元大手企業管理職の知識と経験を生かして、すでに何度も貴子のピンチを救ってきた人物だ。その紀三郎には、自慢の一人娘がいた。大手デパートで働く、美しく聡明な女性・博美(戸田菜穂)だ。ところが、その博美が上司との不倫で相手の妻から慰謝料を請求されるという騒ぎが!博美の代理人となった貴子は、紀三郎に内緒で相手側代理人のヤリ手弁護士と対決するが・・・。
忘れられない男・・・
貴子(天海祐希)に朝帰り疑惑が発生!!貴子に思いを寄せる?山岡(陣内孝則)は、さすがにショックを隠せない。そんな中、貴子が取り組むことになったのは、行方不明中の夫と離婚し、別の男性と再婚したい、という依頼だ。大介(玉山鉄二)とともに調査を開始した貴子だったが、事態は予想もしなかった方向へと展開し・・・。一方、柳田(佐々木蔵之介)は、遺産相続をめぐる7人兄弟の骨肉の争いに巻き込まれ、てんてこ舞い。紀三郎(津川雅彦)や香織(ミムラ)もそのフォローに追われ、多忙を極める・・・。
セクハラされた女
「今の事務所をたたんで、俺と新しい事務所に行かないか?」。山岡(陣内孝則)から「業界ビッグ3」とも言われる大手法律事務所への移籍話を持ちかけられた貴子(天海祐希)。この話を受ければ、山岡はパートナー(共同経営者)待遇で迎え入れられ、貴子も念願の渉外弁護士復帰を果たすことが出来るのだ。ふたりにとって、大きなチャンスだった。そんな中、貴子のもとにセクハラ被害を訴える女性がやってくる。しかしそれは、今回の移籍話の鍵を握る人物が法務部長を務める、大手企業での出来事だった。
セクハラ社長VS戦う女
大手精密機器メーカーである十和興産の社長・小沼(岡田眞澄)からセクハラを受けたという同社の元役員秘書・由里(鈴木紗理奈)の依頼を受けた貴子(天海祐希)。由里の願いは、社長の謝罪と、役員秘書への復帰だった。しかし、十和興産法務部長で元凄腕の弁護士・木崎(西岡徳馬)の口利きで、山岡(陣内孝則)とともに「業界ビッグ3」とも言われるリチャードソン澤田法律事務所へ移籍するチャンスが浮上していた貴子は、由里の証言が曖昧だったこともあって、彼女の依頼にどう対応すべきか苦悩していた。そんな中、十和興産サイドの対応や、由里を脅すような木崎のやり方に強い不信感を抱いた貴子は、移籍話を蹴って全面的に闘う決意を固める。一方、それに怒った木崎は、柳田(佐々木蔵之介)を引き抜くという切り崩し工作を開始。さらに、貴子を封じ込めるよう山岡に命じる。辞表を提出して事務所を去る柳田。そして、大介(玉山鉄二)までもが辞表を?絶望的な状況の中で、貴子に勝ち目はあるのか?間宮貴子法律事務所の命運を賭けた闘いが始まった・・・。
離婚弁護士離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜2005年
対決!最強弁護士
家事事件を通して数多くの人間ドラマを目の当たりにし、弁護士としても人としても成長を遂げてきた間宮貴子(天海祐希)。そんな貴子はメディアにもしばしば登場し、今や渉外、家事事件共に扱う売れっ子弁護士。今回、そんな大繁盛の事務所にやってきたのは、内気なOL・倉田麻美(内山理名)。かつて交際していたIT会社経営者・青木和馬(1話ゲスト:橋本さとし)を婚約不履行で訴えたいという。ただ、指輪や結納など具体的な婚約の証明手段がないため、争いは難航の兆し。麻美の主張を通す術を模索する貴子の前に、対立相手・青木の弁護人として現れたのが、元検事・通称「辞め検」で今は敏腕「離婚弁護士」の佐伯絵里(瀬戸朝香)だった。その気丈な性格と一歩も譲らない冷徹な仕事振りとで、早くも貴子の“強力なライバル”としてのキャラクターを発揮。二人が婚約不履行をめぐって激しく火花を散らす中、見えてきた「真実」とは?
壮絶慰謝料合戦
貴子(天海祐希)は、以前受けた取材の掲載記事についてクレームを入れるため、人気絶頂の女性誌『ハンサムウーマン』編集部に乗り込んだ。が、そこで出会った編集長の三神(宇梶剛士)にひと目ボレしてしまい、恋の病に悩む日々を送る羽目に・・・。そんな貴子の異変をすばやく察知したつや子(戸田恵子)は、相手のことを調べてあげる、と言い出し、亜紀(片瀬那奈)に調査を命じていた。ある日、貴子の元に美香(2話ゲスト:乙葉)という女性がやってくる。食品会社の秘書をしている美香は、取引先のエリート商社マンでもある恋人の武(2話ゲスト:古田新太)とそろそろ結婚したいと真剣に考えていた。ところがその矢先、美香の元に、いきなり武の妻・涼子(2話ゲスト:高橋ひとみ)の代理人を引き受けた絵里(瀬戸朝香)が出現。不倫による精神的苦痛を受けたとして、共同不法行為者である美香に慰謝料を請求してきたのだ。美香の代理人を引き受けた貴子は、大介(玉山鉄二)と紀三郎(津川雅彦)を交えて、彼女から詳しい事情を聞いた。美香は、武がバツイチだと思って付き合っていたと主張するが、武が独身だと偽っていた決定的な証拠は無く・・・。
離婚詐欺
「事務所がのっとられた?!」過去2回、貴子(天海祐希)の対立相手として火花を散らした辞め検の敏腕離婚弁護士・絵里(瀬戸朝香)が何故か貴子のデスクに座っている・・・。そして横に立つ柳田(佐々木蔵之介)が突然、貴子に退職願を提出した。妻とコミュニケーションを取る時間が欲しいから、休職したいと言い張るのだった。そこで柳田は、自分の代わりとして、実は大学の後輩だったという絵里を紹介―。突然訪れた事務所の危機に、貴子はどう立ち向かうのか?事務所の危機に頭をかかえる貴子の元を訪れたのは依頼人・千春(3話ゲスト:小池栄子)。千春は、2年前、元夫・浩介(3話ゲスト:葛山信吾)が事業に失敗して多額の借金を負い、ヤクザからも追い回されるハメになったことを告白。当時、妻の身を心配した浩介は、千春に偽装離婚することを提案したのだという。「状況が改善された後に迎えにくるから、それまでの間待っていてほしい」と言い残し去った浩介とは、一旦離婚したのだった。ところが、千春が夫の帰りを待ち続ける中、その浩介が実は若い女とハワイで結婚式を挙げていた!!ショックを隠せない千春は、貴子に「離婚を取り消したい」と主張。しかし、話を聞いた柳田は、事情はどうであれ、自分の意志で離婚届に判子を押した千春が離婚を取り消すのは無理だと分析し・・・。また、貴子も二人が一緒になる方法は、再婚しかないと考えるが・・・。
夫の土下座
正式に貴子(天海祐希)の事務所で働くことになった絵里(瀬戸朝香)。絵里は、さっそく1週間で8件を解決するほどの敏腕ぶりを発揮。大介(玉山鉄二)は、忙しい絵里のアシスタントを務めることになった。そんな中、貴子はついに三神(宇梶剛士)から頼まれていたコラムを引き受けることに。つや子(戸田恵子)は、コラムのテーマ“恋”に悩む貴子をからかい、アタフタさせる。恋する貴子をよそ目に、絵里は「家に全くお金を入れなくなった旦那・時夫(4話ゲスト:田山涼成)が、愛人に貢いでいるのではないか」と疑う主婦・京子(4話ゲスト:萩尾みどり)の案件を担当することに。京子と時夫は、結婚前にお互いが生活費の分担などを取り決めて契約を交わす「夫婦財産契約」を交わしていた―。当時共働きだった二人は、「家のローン、教育費は時夫が、生活費は京子が出すという契約を交わしていたのだった。しかし、時夫が全く生活費を入れなくなった今、京子は契約を取り消すか、もしくは時夫が生活費を入れるように契約を変更したいと主張。しかし、時夫の承諾を得るのは困難で・・・。そして絵里は、依頼人である京子は、単にお金さえ入ればよいのだろうと考え、「離婚」による財産分与と慰謝料請求を提案し・・・。そんな絵里の横暴なやり方に違和感を覚える大介は・・・。絵里が強引に時夫と京子の離婚で問題を解決しようとする中、実は時夫が、貴子がもともと顧問弁護士を務めていた会社の社員だったことが判明。かねてから素晴らしい評価を受けていた時夫のことを心配した貴子が事の真相を探ってみると・・・。
涙の親権争い!
貴子(天海祐希)は、つや子(戸田恵子)の強引な頼みにより、とある親権問題を引き受けることに。つや子が通う地元のフラダンス同好会の友達だという依頼人・和美(5話ゲスト:横山めぐみ)は、夫で資産家の御曹司・健児(5話ゲスト:甲本雅裕)とは、「性格の不一致」を理由に、離婚を決意したという。二人は離婚について、基本的には合意しているものの、一人息子・達也の親権を互いに譲らず、もめているのだとか。和美の話から、貴子は、健児が幼児虐待をしている恐れすらあると考えるが、和美は別居中の夫のもとから無断で子供を連れ出してきてしまったことを告白。貴子は、そんなことをしてしまった和美が、離婚調停で圧倒的に不利になる、と慌てるが、ことの真相を調べていくうちに、達也の意外すぎる姿に呆然とするハメに・・・。というのも、和美が自分の子供だと言い張る「達也」というのは、実は二人が飼っていたペットの犬だったのだ!そうとは知らず、貴子が親権問題を扱っていることを知った絵里(瀬戸朝香)―。自分は親権関係には詳しい、と貴子に申し出るが、貴子には軽くあしらわれてしまう。絵里の仕事を手伝っている大介(玉山鉄二)は、そんな心の奥に何か秘めていそうな絵里の姿を気にかけ始める。今回、「ペットの親権」をめぐり奮闘する貴子―。離婚調停において、健児ではなく依頼人・和美こそが達也を飼うべきだと認められるための材料探しに頭を抱えるのだった。
占いで離婚?!
「占い師を訴えたい!」と貴子(天海祐希)の事務所を訪れたのは、生真面目な公務員・和夫(6話ゲスト:柳沢慎吾)。絵里(瀬戸朝香)が話を聞くところによると、和夫の妻・美晴(6話ゲスト:秋本奈緒美)は、3年前から占い師・古池貞子(6話ゲスト:浅利香津代)に凝り始め、以来、なんでも占いにより決めるようになったとのこと。その古池から「夫・和夫と別れないと運が開けない」と言われた美晴は、ついに和夫に離婚を切り出したのだという。離婚なんてしたくない和夫としては、占い師・古池を訴え、妻の目を覚まさせたい、と事務所を訪れたのだった。和夫の話を聞き終えた絵里―。しかし絵里は、占いを信じるのは個人の自由であるため、脅迫されたということでない限り依頼は引き受けられない、と強硬な姿勢を見せた。大介(玉山鉄二)は、そんな絵里に対し戸惑いを覚えるのであった。貴子は、案件について説明を受けると間もなく、依頼人・和夫の妻・美晴がテレビでもその活躍ぶりが有名な女流作家・馬渕美晴であることに気が付く。綺麗で有名な女流作家がなぜ占いにはまって離婚をするハメになったのか・・・。時間の無駄だと反論する絵里に対し、もしその占い師がインチキだったら美晴も離婚を考え直すかもしれないと考えた貴子は、占い師・古池について調べるよう命じ・・・。
絶対別れない女
早朝、ジョギングをしていた柳田(佐々木蔵之介)は、貴子(天海祐希)が三神(宇梶剛士)の車から降りるのを偶然目撃してしまう。柳田は、この情報をすぐさまつや子(戸田恵子)や亜紀(片瀬那奈)に伝えていた。一方、大介(玉山鉄二)は、絵里(瀬戸朝香)のことが気になっていた。最近の絵里はいつになく穏やかで、嬉しそうに携帯電話で話したりしていたからだった。そんな折、事務所に依頼人の野波真理(7話ゲスト:中山忍)がやってくる。区民プールの水泳指導員をしている真理は、2年前、仕事先で建設会社社長の北尾龍三郎(7話ゲスト:清水こう治)と知り合い、親しくなったのだという。龍三郎には妻と成人した子どもがいたが、妻の芙美子(7話ゲスト:江波杏子)とは8年以上別居状態で、結婚生活は事実上破綻していた。真理は、そんな龍三郎と結婚の約束をしたが、芙美子が頑なに離婚に同意しないのだという。形の上では不倫とはいえ、このケースでは、一定の条件を満たせば、龍三郎からの離婚請求が認められるものと考えられた。それは、(1)夫婦の別居生活が二人の年齢、同居期間と比べて、相当の長さになること (2)夫婦間に未成熟の子どもがいないこと (3)相手配偶者が、離婚により、精神的・社会的・経済的に極めて過酷な状況に置かれないこと、だった。(1)と(2)は問題なく、(3)に関しても、龍三郎は、芙美子に自宅屋敷の権利と慰謝料2000万円を用意する準備がある、ということから、問題は無さそうだった。そのとき、亜紀がある新聞記事に気づく。それは、龍三郎が自宅マンションから転落して重体、という記事だった。貴子は、ただちに龍三郎が入院している病院へと向かうが・・・。
鉄の女、号泣!!
絵里(瀬戸朝香)に子供がいたことが分かった。詳しく事情を聞くところによると、絵里は5年前、かつて交際していた開業医・正樹(8話ゲスト:田辺誠一)と結婚。検事時代に娘・和希(8話ゲスト:飯野芹菜)を出産するも、3年後には夫・正樹とは離婚する結果に。当時検事だった絵里―、検事という職業柄、出張や転勤も多いということから、大モメにもめた末、和希の親権は正樹のもとへ渡ってしまった。絵里には、月に一度の面接日に和希と会うことだけが許されていた。その正樹が貴子(天海祐希)の事務所に乗り込んできたのには理由があった。というのも、絵里が面接日以外に和希に会っていたのだという。面接日以外に子供に会っていたことに腹を立て、「契約を守れないなら告訴する」と言い放った正樹。しかし、絵里が和希に会っていたのには、ある理由があって・・・。そんな絵里の姿を見た事務所のメンバーは、絵里が今後、子供と自由に会えるようになるよう、何とか方法がないかと考える。貴子は、正樹に対し、絵里が自分の子供に自由に会えないことから受ける精神的苦痛に対する慰謝料請求に乗り出すのだが・・・。今までプライベートの様子をまったくうかがわせなかった絵里の意外な過去に、大学時代の先輩・柳田(佐々木蔵之介)をはじめ、事務所のメンバーは驚きを隠せないでいた。
え!?不倫弁護士
貴子(天海祐希)の部屋に三神(宇梶剛士)が泊まった。しかし、翌朝、貴子が目を覚ますと三神はおらず、代わりにいたのは、以前付き合っていた佑介(佐藤隆太)・・・。佑介とは当然気まずく、三神にもどう説明すべきか悩んだ貴子は、つや子(戸田恵子)に相談するのだった。そんな中、貴子のもとを訪ねてきたのは依頼人・麻紀(9話ゲスト:星野真里)。麻紀は、エステサロン・シャレードで美顔の無料マッサージを受け、その後エステ契約を結んだが、翌日になると肌は余計に荒れ、病院に行く羽目になったという。シャレードの担当者・恵梨香(9話ゲスト:矢沢心)に契約の解除を申し出た麻紀だが、恵梨香はそんなことをされたら自分がクビになるから責任を取れ、と脅す始末。契約時からサロンの対応に疑問を抱いていた麻紀は、契約を取り消したい、と主張。悪質な業者に対し、対抗策を考える貴子だが、契約書に不備はなく・・・。その後、話を聞きにいざシャレードに出向いた貴子は、エステの中途解約で手を打とうと提案するが、実は麻紀はエステ以外の契約もしていたことが判明し・・・。
セクハラした女
貴子(天海祐希)の元に、三神(宇梶剛士)の妻・亜希子から内容証明が送られてきた。三神が結婚していたことは事実だが、亜希子とは既に別居状態だという。すっかり気を落としてしまった貴子の姿に戸惑う事務所のメンバー一同・・・。しかし、亜希子が弁護士を立て慰謝料を請求してきたため、柳田(佐々木蔵之介)は貴子も代理人を立てるべきだと提案する。そんな中、貴子を訪ねてきたのは総合IT企業・アップヒルズ社でメディア事業部のチーフを務めるキャリアウーマン・美由紀(10・11話ゲスト:杉本彩)。美由紀は上司である立場を利用し部下・角田(10・11話ゲスト:鳥羽潤)に逆セクハラしたとして、懲戒解雇処分を受けたという。事実無根だと言い張る美由紀は、名誉回復、精神的苦痛への慰謝料、および元の職場への復帰を目指す、と弁護を依頼してきたのであった。しかし、事情を話す美由紀に対し、貴子は三神の件が気になり、上の空。アップヒルズ社に話を聞きに行くも、仕事に身が入らず、アップヒルズ社の社長・大我(10・11話ゲスト:武田真治)からはバカにされるハメに・・・。一方、貴子のため、三神の一件で走り回る絵里(瀬戸朝香)、大介(玉山鉄二)、亜紀(片瀬那奈)、つや子(戸田恵子)。その姿を紀三郎(津川雅彦)から聞いた貴子はある決心をし・・・。
最後に笑う女
貴子(天海祐希)の依頼人・美由紀(10・11話ゲスト:杉本彩)は総合IT企業・アップヒルズ社でメディア事業部のチーフを務めるキャリアウーマン。美由紀は上司である立場を利用し部下・角田(10・11話ゲスト:鳥羽潤)に逆セクハラしたとして、懲戒解雇処分を受けた。事実無根だと言い張る美由紀は、名誉回復、精神的苦痛への慰謝料、および元の職場への復帰を目指すと弁護を依頼してきたのであった。貴子の粘りに一度は譲歩してきた大我社長(10・11話ゲスト:武田真治)。しかし、貴子は依頼人・美由紀の主張が100%通ったわけじゃない、と納得せず、なぜ大我が妥協してきたのか不思議に思い・・・。そんな中、美由紀はある日会社で妙な現場を目撃し、それは上場企業である同会社の「不正」かも知れないと告白。間もなく業務提携を控える同会社にとって、騒ぎは避けたいはずである。詳しい状況を聞いた貴子は、美由紀が不正現場を目撃したので、会社から逆セクハラの汚名をかぶされ、解雇されたのではないかと推測。貴子がいざ大我の元を訪ねると、大我は選りすぐりの企業法務弁護士を揃えた、と強気の態度を見せ・・・。その後、事務所に戻った貴子は、集まったメンバーに対し、業務提携の日までにアップヒルズ社の不正を立証する必要があると告げたのだが・・・。一方、三神(宇梶剛士)の妻・亜希子は持病に倒れ、入院した。敏腕弁護士の不倫はオモシロおかしく書かれ、メディアは事務所まで押しかけてくるハメに。三神の件は、代理を買って出てくれた絵里(瀬戸朝香)と大介(玉山鉄二)に任せた貴子―。仕事に集中しながらも、貴子はある意志を固めるのであった・・・。
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